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ジャックナイフの切れ味ある笑い、千原ジュニアさんが切り裂いてくれた、青春時代の退屈を。

深夜に放送していたテレビ番組。 

その番組は、サイコロを振ってすべらない話を披露するという番組だった。

他のネタ番組には無いシリアスな緊張感と、極上のトークが強烈に面白かった。

 

千原ジュニアさんっていう人、面白いなぁ」

 

お笑い芸人がトークをする時のあの雰囲気がカッコよかった。

 

男の子なら、誰しも野球選手やサッカー選手に憧れるイメージがある。しかし、スポーツが苦手な俺は、憧れの気持ちを持たないまま、中学生になり、そこで「お笑い」にハマり夢中になっていった。幼少の頃に振り分けるべき「憧れポイント」の大半を「お笑い」に注いだのだ。

 

大好きな芸人、面白い芸人はたくさんいる。しかし「一番好きなお笑い芸人は?」などと聞かれた場合は、迷わずに「千原ジュニアさん」の名前を挙げる。

 

そのくらいに影響を受けているし、憧れる。憧れている。

 

中学生の頃に大好きでよく見ている番組があった。

 

その番組内で「漫画家の仕事場に潜入しよう」というような企画があった。ゲストに千原ジュニアさんが出演していた。番組のコーナーで「最強の赤ちゃん」を描いてください。というお題が出た。他のゲストの方々が、顔が怖い赤ちゃんや筋肉がムキムキの赤ちゃんのイラストを描いていた。千原ジュニアさんは「壊れた哺乳瓶」のイラストを描いていた。

 

衝撃だった。

 

今まで俺が持っていた「お笑い」のイメージが、あの絵の哺乳瓶みたいに壊れた。

千原ジュニアさんの斬新な発想が作り出す「笑い」が面白くて、カッコいい。

 

千原兄弟さんのコントを見て、さらに衝撃を受けた。

 

悲哀と狂気がミックスされた笑いの世界。

 

切れ味鋭い笑いのナイフが、退屈な日々を切り裂いてくれたんだ。

 

高校生の頃、千原ジュニアさんの著書『14歳』を何度も読んだ。

 

チハラトーク」のDVDを見て、千原兄弟さんのトークにハマった。千原ジュニアさんの話芸が大好きだった。

千原浩史 詩05ツアー」のDVDを何度も見た。

 

青春時代からずっと、千原ジュニアさんは俺の憧れ。

 

もうとっくの昔に片付けてしまったが、学習机が部屋にあった。

ポケモンなどのキャラクターのシールがいっぱい貼ってある机だ。

小学生の頃の俺はシールを貼るのが大好きだった。吉本工業のお笑い芸人が昆虫のアニメキャラクターになったシールが大好きで、机に貼っていた。

ある日、ふと懐かしくなって机のシールを眺めていた時、お笑いをまだわからなかった小学生の頃の俺が、何のお笑い芸人のシールを貼ったのか気になり、見てみた。

 

貼ってあったシールは、千原兄弟さんのシールだった。