コックピット・ボーイズ
今日は朝から雨。
少し勢いは無くなったみたいだけれどまだ降っている。
昨日は夜勤明けで帰宅し、夜から職場の方に誘われてバスケをしに行く。
一時間程汗を流す。スポーツは苦手だけれど、久しぶりにやるバスケは楽しい。
思い返せば、ここ何日かは夜に職場の方に誘われてご飯を食べに行く機会が多かったな。
夜のマクドナルドで、何気ないおしゃべりをするあの雰囲気が俺は嫌いじゃない。
そういえば先日はボウリングにも行った。
駅前にある建物の上。エレベーターの中から外の風景が見える、俺はその風景が嫌いじゃない。ゆるやかに昇っていくエレベーター、降りてすぐのところにゲームコーナーがあり、久しぶりに「ギタフリ」をした。ギターフリークスというゲーム。
太鼓の達人のギターバージョンと言うと雑な説明に思えるかもしれないが、簡単に言えばそんな感じのゲーム。
高校生の頃、放課後にゲーセンに行っていたなぁ、時々。
「友達に誘われて放課後にゲーセンに行く」という行動自体がなんか青春っぽくて俺は好きだった。
駅前のゲーセンは今じゃマツモトキヨシになってしまったけれど。
ボウリングやるのはかなり久しぶりだった。全然ストライクとかとれず。
楽しかったけれどね。ボウリングで思い浮かぶのは「ドラマ 池袋ウエストゲートパーク」だ。本編はリアルタイムで見ていないけれど、スペシャルドラマの「スープの回」はリアルタイムでちょっと見た記憶がある。
小学生の頃に夕方再放送してたんだよな、確か。で、クドカンのシナリオ本を買ったのが中学生の時。もう面白くて面白くて表紙がボロボロになってしまうくらいに読み込んだ。木更津キャッツアイと池袋ウエストゲートパークは俺の中ですごく影響を受けた作品。
池袋ウエストゲートパークは後々TSUTAYAでDVD借りて見たんだよな。
スタイリッシュな空気感と切れ味と、窪塚洋介演じる「キング」の圧倒的な存在感が印象的だった。
久しぶりに会う友達二人と飲みに行ったのもここ最近だ。
その内の一人は、小学生の頃に俺が転校して以来ずっと会っていなかったから、そう考えると会うのはかなり久しぶりだった。
子供の頃の懐かしい話を肴にして飲む梅サワーの美味さったら、格別。
友達が腕にしている時計の針が高速回転してあの頃に戻ったらいいのに、なんてくだらない妄想だ。
時計の針が、俺らが生きる「今」を刻む様に、この久しぶりに会ってお酒を飲みながら過ごす楽しい夜もエピソードの一つとして刻まれていくんだ、俺の中に。
友達がずっと気になっていた「コックピットと呼ばれていた遊び場」の正体というか場所がわかったのも嬉しかった。沼の近くにある、石がいっぱいある場所らしい。
コックピット。カッコいい響きだ。
秘密基地とかコックピットとかそういうフレーズは子供心をくすぐる。
七つ道具とか。冒険とか。暗号とか。あの頃誰かが読んでいた地獄堂霊界通信シリーズの必殺技とか。
雨音はいつのまにか聞こえなくなり、雨も降っていないみたいだ。
部屋の窓の外、どこからか風鈴みたいな音がした。夏を感じさせる音色だ。
今日は休日だ。何をして過ごそうかな。