日本語ラップ 1up
最近、コカコーラ・ライフという緑色のラベルのコーラが販売されているのを見つけた。
飲んでみたらスッキリしていて飲みやすい、これはハマるかもしれないな。
コカコーラのデザインの色が緑色なのを見て、なんかすごく不思議な気持ちになった。
赤色のイメージが強いからだと思う。
あるいはマリオとルイージ。
俺が影響を受けた90年代カルチャーとして挙げたいのは、「ダウンタウンのごっつええ感じ」でも「新世紀エヴァンゲリオン」でもない。それら2つを知るのはもっと大人になってからだった。
任天堂64だ。友達の家で「スーパーマリオ64」を見た衝撃は忘れ難い。ゲームボーイの小さな画面の中で平面を横スクロールしていたマリオ、あの何も喋らずに寡黙に走るマリオが、テレビ画面の中を縦横無尽に駆け回っている。しかも陽気な声をあげながら。
3Dで描かれた世界を自由に動けるあのワクワク感は凄かった。
誰もいない城は不気味だった。
本当に水中に潜っているような海のステージのリアルさが怖かった。
さむいさむいマウンテン、あっちっちさばく、ウォーターランド、何度も絵画に飛び込んだ。
スライダーを滑った。
奇抜なデザインのコントローラーのスティックを倒し、マリオを動かし、敵を倒し。
懐かしいな。
今日、大好きなミュージシャンの1人である「レイト」の新曲「奴隷のナイフ」を聴いた。
どうやら「アンセル」という方とコラボレーションした曲みたいだ。
俺が「レイト」を知ったのは偶然だ。
偶然買った音楽雑誌にインタビューが載っていたのだ。
そのインタビューが強烈だった。
そして後々曲を聴きさらなる衝撃を受けた。「馬鹿な奴」「言いづらいこと」「流星」「さよなら昨日」青春時代の葛藤や不安といったダークサイドをまるでスクラップ記事の如く細やかに切り取ったかのようなシャープな世界観、矢継ぎ早に繰り出される歌詞は鋭くしかし鋭さの中にも一片の希望や優しさ、シニカルな笑いが含まれている気がしてそれもまた最高だった。
今日聴いた「奴隷のナイフ」も初めて「レイト」の曲を聴いたあの時みたいに、俺の心に刺さってきた。
心の中に抱えた不安や闇が、切り口から外へ解き放たれていくような感覚がある。
一見、真っ暗な闇に見えるダークなレイトだけどよくよく音楽を聴けば多分まばゆい光。太陽の光というよりは闇夜を爛々と照らす月光だ。