FamilyMartってTommy heavenlyとちょっと文字の雰囲気が似てる気がするBlog

何気ない日常、音楽や映画や小説やテレビなどの感想。

7月16日

夜勤明けで帰宅して、気が付いたら爆睡していた。起きたらもう夕方近かった。イヤホンからはラジオ「山里亮太の不毛な議論」の過去放送が薄っすら流れていた。

最近、久々に小学校時代からの付き合いである親友と会った。
映画の話題をこれでもか!と語り合いすごく楽しかった、幸せだった。
話している時に名前が出た「ファニーゲーム」という映画。
何日か前に買った『観ずに死ねるか!傑作絶望シネマ88』という本の中で成海璃子さんが紹介していた映画だ。「多分俺は苦手だから見ないよ」とその場では言ったけれど、やっぱり気になったのでTSUTAYAでDVDを借りて見た。

怖かった、ファニーゲーム
確かに絶望的な気分になる。
描かれている絶望は、巨大怪獣や悪魔によって都市がパニックになるとかそういう大規模なものではない。しかし別荘の中という限られた空間に蔓延する展開の読めない絶望シーンは心底怖かった。
あの「あぁ、逃げられないんだ」という拭いきれない絶望感はすごいし、別荘でのんびりリゾート気分という楽しさからの転落していくような展開はショックが大きい。
でも「怖い映画何か教えてよ」ともし誰かに聞かれたら真っ先に教えたくなる作品ではある気がする。「ファニーゲーム」という映画の内包する恐怖をシェアしたい気持ち。

芥川賞受賞、羽田圭介さん。羽田圭介さんといえば、羽田さんの小説『黒冷水』を中学生の頃に何気無く読んだらものすごく衝撃的で。それこそ「ファニーゲーム」じゃないけれど一軒の家の中で巻き起こる恐怖と絶望感が凄まじかった。確かそのあと高校生の頃に友達にオススメした気がする、そんな事を思い出した。