2009年12月24日
6年前の今日。
2009年12月24日。
何気なく見た携帯電話の画面、画面の下に流れたニュース。
携帯電話の画面に流れたニュース。
今でも忘れられない「ロッカー志村死去」の文字。
初めて聴いたのは高校一年生の頃だ。
メンバー全員の顔がキツネになっている写真でタイトルが「FAB FOX」フジファブリックで初めて聴いたアルバム。「モノノケハカランダ」という曲を初めて聴いた時、今まで聴いた事が無いような曲だったから驚いた。
「モノノケハカランダ」「銀河」「虹」の3曲が特にお気に入りで何度も聴いた。
その3曲を聴くと、ふと高校生の頃の出来事や風景が微かに脳裏を過る気がする。
B-BOYからはかけ離れた冴えないBOYのくせにカッコつけたくて貼ったA BATHING APEのシール、それが目印の愛用のMDウォークマンで膨らんだブレザーの胸ポケット、「フジファブリック」とボールペンで書いてあるMD、放課後や学校の風景、体育館の上にあるギャラリーの風景。
自分にとって高校時代のテーマソングというような位置づけでもある思い出深いフジファブリック。
高校を卒業してからも俺はフジファブリックを聴いていた、2009年といえば多分高校を卒業したばかりの頃だろう。
「信じられない」「嘘でしょ」というような書き込みをネットで多く見かけた、何事かと思って詳しく調べてみたら、理由がわかった。
大好きなロックバンドのフロントマンが突如としてこの世を去った。
信じられなかった。
あれからもう6年が経つ。
今でもフジファブリックの音楽は大好きだ。夏は「若者のすべて」が聴きたくなるし「夜明けのBEAT」に何度心踊らされたことか。
2009年、フジファブリックの志村正彦さんのニュースを知った時、当時アメブロでやっていたブログ或いは当時のTwitterで書いた文章は「志村は宇宙の果てまで向かってしまったのか」というようなものだったと思う、フジファブリックの名曲「銀河」の歌詞にちなんだものだ。
クリスマスイヴ、町中にクリスマスソングが溢れかえる中で、今日、フジファブリックを聴いている人は何人いるのだろう。
部屋の窓の向こう、暗い冬の夜空を見て久しぶりにフジファブリックの「銀河」が聴きたくなった。