FamilyMartってTommy heavenlyとちょっと文字の雰囲気が似てる気がするBlog

何気ない日常、音楽や映画や小説やテレビなどの感想。

ポケモン20周年記念〜俺とポケモンについて〜

小学生の頃、給食の時間。
校内放送ではkinki kidsの「硝子の少年」が流れていたのをよく覚えている。
キンキの熱烈なファンでは無いのに何故かこの曲だけは大好きなのは多分懐かしさがあるからだと思う。

小学生の頃はポケモンが全てだった。

理科室の机の引き出しを開けたら、誰かが忘れたギャラドスバトエンが転がっていた。
ポケモンのシール列伝のシールを夢中になって集めていた、当時の自分の学習机にはベタベタとポケモンシール列伝が貼られていた。
まるで何かの勲章みたいに、ポケモンパンに付いてくるおまけのシールをランドセルに貼っている友達がいた。
ある日遊びに来た友達が、玄関で一冊の漫画を取り出し「ポケットモンスタースペシャルの3巻読んだ?めちゃめちゃ面白いぞ」というような言葉を言った。
偶然にも俺もポケットモンスタースペシャル3巻を買ったばかりだった、タイミングの良さに二人で大笑いしてしまった。
ポケモンカードの「リザードン」の強さには驚いた。
フリーザーのキラカードがまるで宝石のように美しかった。
ポケモンのアニメも夢中で見た。
CM前のアイキャッチ「だーれだ?」の声と共にポケモンのシルエットクイズがある。
丸いシルエットだからマルマインビリリダマだと思っていたら答えが「上から見たプリン」だった時の衝撃は忘れがたい。

90年代。

小学生の俺に多大な影響を与えてくれたのは「新世紀エヴァンゲリオン」でも「ダウンタウンのごっつええ感じ」でも無かった、ポケットモンスター通称「ポケモン」だった。
トカゲはトカゲでも、松本人志扮するトカゲのおっさんではなくてヒトカゲの方だった。

一番ゲームに熱中していた小学生から中学生の頃。

GBポケットの色も赤だったし、当時はもちろん赤バージョンを買った。
パッケージのリザードンのカッコ良さ、惚れ惚れする。
「ハナダのどうくつはやばい」「アメリカに行ける裏技」「100レベル」「つのドリル」会話の中にそんな単語が飛び交う学校の休み時間だった。
体育館をポケモンスタジアムに見立ててポケモントレーナーになりきった。
見えない透明なモンスターボールが弧を描いた。
シオンタウンのBGMが怖いことは有名だけどシルフカンパニーのBGMも結構怖い気がする。

ポケットモンスター金銀が発売された時の衝撃ったら計り知れなかった。
誰かが言っていたドンファンデンリュウ、ホウオウが出るんだ、と。
コロコロコミックや攻略本の数ページにある開発中の画面の見たことも無い町の写真がワクワクさせた。
映画「ミュウツーの逆襲」の序盤でレイモンドが繰り出すドンファンのカッコ良さ。

あれはクリスマスの日だった。
枕元にポケットモンスター銀のソフトが置いてあるのを見つけた瞬間嬉しくなった。
金銀バージョンから時間設定がある。
現実世界が夜ならばゲーム内も夜。
この時間設定のリアルさ、ポケモンの世界と現実がシンクロしたみたいですごくテンションが上がった記憶がある。

コガネシティとヤマブキシティを何度リニアで往復しただろう。
ジョウト地方での冒険を終えてカントー地方に降り立った瞬間のワクワク感。
ミルタンクのメロメロ、こおりのぬけみちに苦戦した。
イーブイを懐かせてブラッキーにしたあの喜び。
なかなか出現しないマリルを捕まえた時の喜び。
デルビルを捕まえたくてタマムシシティの横の草むらを何度もウロウロした。
気がつけばレベルボールばかりをガンテツさんに依頼していた。
ジムリーダーツクシの使うストライクのカッコ良さはハンパじゃない。
大晦日にライコウと出会い翌日の元旦にスイクンと出会った事があった、あれは一富士二鷹三茄子より演技が良いのではないだろうか。
エンジュシティからアサギシティへと繋がる道の景色がゲーム内とはいえすごく好きな景色だった。

ポケットモンスタールビーも夢中になった。「ひみつきち」や「コンテスト」など多数の新機能新キャラ新イベントに胸踊った。
画面のグラフィックも格段に進化しそこには雨も風もあった。
アブソルのカッコ良さ。
フライゴンボスゴドラに何度助けられたことか。
かしこさコンテスト、ノクタスで優勝したっけ。

気がつけばもう大人になっていて、ゲームとは遠く離れてしまっている自分がいる。
でもポケモンとの思い出は忘れられない。
ゲームの原体験。

懐かしきノスタルジーとともにポケモンの思い出は俺の記憶の中に「でんどういり」しているんだ。