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FamilyMartってTommy heavenlyとちょっと文字の雰囲気が似てる気がするBlog

何気ない日常、音楽や映画や小説やテレビなどの感想。

CRAZY FOR BaseBallBearの季節

正直に言うと、表紙がBUMP OF CHICKENだったから、その音楽雑誌を買った。

BUMP OF CHICKENが「supernova」「カルマ」のシングルをリリースした頃だった。

当時BUMP OF CHICKENの音楽に心酔していた俺は、何度もその二曲を聴きインタビューを何度も読んだ。
中学3年生の季節がまもなく終わりを告げようとしていた。

パラパラと他のアーティストのインタビューを読んでいると、ある一組のロックバンドが気になった。その記事に添えられた「熱い気持ちを叫ぶだけのような季節はもう卒業済みだ」というようなフレーズが印象的だった。

様々なアーティストに今年聴いたアルバム5枚を紹介するというコーナーがあった。
そのコーナーで5枚ともXTCのアルバムを挙げているアーティストがいて衝撃的だった、それがBaseBallBear小出祐介だった。

高校生になった。
BaseBallBearの「C」というアルバムを聴いていた。
BaseBallBearが大好きだった、一時期メールアドレスに「base_b_bear」という文字を入れるくらいに。
BaseBallBearの「C」の収録曲を聴くと、ふとした瞬間に高校生の頃に見た景色を思い出す事だって少なくない。

BaseBallBearの曲には、青春の甘酸っぱさだけでなくほろ苦さも曲に込められている部分が好きだった。

ある日何気無くミュージックステーションを見ていたらBaseBallBearが登場したので番組に登場する事を知らなかった俺は思わず「BaseBallBearだ!」とテレビの前で言ってしまった。

新呼吸」というアルバムをリリースした頃、俺はもう大人になっていた。
一番好きなアルバムはこのアルバムかもしれない。
新呼吸」以降、青春真っ只中の季節を終えて己の青春時代を懐かしみながらも大人の階段をBaseBallBearが登り始めていく印象があった。
BaseBallBearが奏でる明るさとほろ苦さの絶妙なバランス感覚。

俺がBaseBallBearの好きな部分はリアルタイムさ、だ。
最初のアルバム「C」「十七歳」の頃は青春時代を歌いながらも、「新呼吸」「二十九歳」「C2」とリリースを重ねる度に徐々に青春時代を卒業し社会で生きていく若者たちの気持ちを歌っている気がした。
高校生の頃に「C」を聴き始めた俺としては、このリアルタイムな青春の流れがすごく気持ちと重なったのだ。

夕方。
衝撃的なニュースを知った。
勝手ながらBaseBallBearは四人の誰もが欠けることの無いロックバンドだと思っていたからだ。昔BaseBallBearのライブを見に行った時に湯浅さんのギタープレイを目撃した瞬間、その迫力とカッコ良さに打ちのめされた。
ライブ中「yoakemae」のイントロが鳴った瞬間、大好きな曲だったのでテンションが上がり「yoakemae」だ!と言ったけど多分誰にも聞こえなかったと思う。

「何もない手のひら開いて
何もないこともわかったから
ここからが明日と決めた
ほら、朝が来るよ」

絶望の暗がり、生きていく中でのほろ苦さも全てBaseBallBearは歌っていく。

これからも俺はBaseBallBearの曲と一緒に生きていくつもりだ。