FamilyMartってTommy heavenlyとちょっと文字の雰囲気が似てる気がするBlog

何気ない日常、音楽や映画や小説やテレビなどの感想。

「ハライチのターン!」相方のノリボケに「名前をつけてやる」ようなハライチ岩井勇気の底知れぬトーク力と面白さ。

TBSラジオで、この秋からアルコ&ピース、うしろシティ、ハライチのお笑い芸人三組がそれぞれ新しいラジオ番組を始める。

深夜ラジオが大好きな俺にとっては衝撃的なニュースだった。

ハライチ単独のラジオ番組が始まる。

かつてハライチがうしろシティと二組でやっていたラジオ番組「デブッタンテ」はとにかく面白かった。
密かに「ハライチ単独でラジオ番組始まらないかな」と思っていたので「アルコ&ピース D.C.GARAGE」「うしろシティ 星のギガボディ」も楽しみだったが一番楽しみだったのは「ハライチのターン!」だった。

雑誌『新 お笑いラジオの時間』ラジオで活きる「じゃない方芸人」大特集!と銘打たれたこの一冊にハライチの岩井勇気のインタビューが載っている。
「ハライチ面白いよね」というと多分、数多大勢の人たちがバラエティ番組での活躍も目立つ「澤部」の方を思い浮かべるだろう、もちろん「澤部」も面白い、面白いのだけど相方「岩井勇気」も面白いのだ。
ハライチの代名詞ネタ「ノリボケ漫才」で「○○なヤーツ」という無茶なノリボケを全力でやる澤部の隣りでクールに笑う岩井が、いや、岩井も実は面白いのだ。

『新 お笑いラジオの時間』は何度も読み返しているのだが、個人的に一番読み返している記事は間違いなく岩井勇気のインタビューだ。

インタビューで岩井は、中学生ぐらいの頃から深夜ラジオを聴いていた相方とは対照的にほとんど深夜ラジオを聴いてこなかったと話している。
そんな深夜ラジオを聴かずに過ごし深夜ラジオの影響下にいない岩井が、深夜ラジオで話すエピソードトークは独特でどれも面白い。
デブッタンテうしろシティ金子、うしろシティ阿諏訪、ハライチ澤部が話すエピソードトークもどれも面白かったのだが、俺は毎回毎回ハライチ岩井のエピソードトークを楽しみにしていた。
「ハチミツを買いに行く」「たまごっち」「カーナビ」岩井独自の感性とフィルターを通した瞬間に面白さが倍増する。
予測不能の展開が待っていたりする不意打ちのような独特なフォームのエピソードトークの数々に俺は何度も笑ってしまった。

ラジオや雑誌でよくロックバンド「スピッツ」のファンだと公言している岩井、たしかに「デブッタンテ」でも何度かスピッツの曲を流していた。

俺もスピッツの曲が大好きなのですごく嬉しい。

「ハライチのターン!」内でリスナーからのメールで「影響を受けたお笑い芸人は誰ですか?」という質問が来てノリノリで答えようとする澤部を止めようとしたり、影響を受けたお笑い芸人を答えようとせず口ごもり澤部から「ダメだこいつマジで」と苦笑い気味の口調で言われてしまう、深夜ラジオのレールにノリたがらない『放浪カモメはどこまでも』自由だ。
まだまだ謎な部分を残しつつも、独自のエピソードトークを話し続ける、もっと二人のトークを『聞かせてよ』と思う。このラジオ『エンドロールには早すぎる』しずっと続いてほしいと思っているし続くのだろう。

ハライチのラジオと出会った奇跡がこの胸にあふれてる 深夜ラジオ特有のノリを岩井が拒んでもずっとそばで笑っていてほしい。

「好きな芸人言え!」
「言わねぇよバカ!」

面白すぎる二人のトークが『夜を駆ける』
スピッツの『運命の人』の歌い出し バスの揺れ方で人生の意味が解った日曜日、人生の意味は解らないけど、バスの揺れ方ではなく二人の話し方で退屈な夜はずっと面白くなる事が解った木曜日。
毎週木曜「ハライチのターン」が楽しみな日々だ。