FamilyMartってTommy heavenlyとちょっと文字の雰囲気が似てる気がするBlog

何気ない日常、音楽や映画や小説やテレビなどの感想。

スーパーカー

先日、散歩中にシャッフルモードで音楽を聴いていたら、スーパーカーの「YUMEGIWA LAST BOY」が流れてきた。

YUMEGIWA LAST BOYは映画「ピンポン」のテーマソングだ。ピンポンの主演である窪塚洋介さんは、俺が大好きな俳優さんの1人である。(ちなみに大好きな女優は栗山千明さん)

小学生の頃、夕方にドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の再放送をしていて、たまに学校から早く帰った日は見ていた。小学生の自分にとっては結構衝撃的だった気がして、ドキドキしていた。
中学生の頃にドラマ「池袋ウエストゲートパーク」のノベライズ版を買い、何度も読んだ読んだ、読み返した。セリフとかも面白いし、何より「キング」と呼ばれる「タカシ」というキャラクターが魅力的だった。

高校生の頃、近所のTSUTAYAで映画のビデオが安売りしていた時があった。
恋の門」や「リリィ・シュシュのすべて」のビデオがあった気がする。悩んだ挙句、俺が買ったビデオは「GO」だ。主演はそう、窪塚洋介さん。孤高でキレのある演技がとにかくカッコ良かった。
屋上で女の子のパンチラが見えるシーンもあって、ドキドキした。ちなみにお尻とおっぱいだったら、やっぱり俺はおっぱいが大好きだ。

その後数年が経ち、TSUTAYAでDVD池袋ウエストゲートパークを借りて見返した時もまた衝撃的だった。小学生の時の再放送以来だが、ドラマ池袋ウエストゲートパークが持つ衝撃は色褪せることなかった。タカシを演じる窪塚洋介さんがとにかくカッコ良かった。エキセントリックでエッジのあるカッコ良さ。クールさと狂気とユーモアで絶妙に色分けされたそのキャラクターは、とにかく魅力的だった。映画「ピンポン」を見たのもたしかこの頃だろうか。原作の漫画は、松本大洋作品が大好きだったので、何度も読み返していた。松本大洋さんのあのシャープで独特な漫画の雰囲気が大好き。

小学生、中学生、高校生と青春時代に窪塚洋介作品を見てハマったので、やっぱり影響を受けているではないけれど、大好きな俳優さんなのだ。やっぱりあの、クールな感じ。憧れるなー。

YUMEGIWA LAST BOYを聴くと、やっぱり色々思い出す。青春の1ページがパラパラとめくれていくイメージ。

中学生の頃、卓球部に所属していた(ちなみに俺は練習をマジメにやらなくなったので、弱い。友達と練習をサボって雑談してるほうが楽しかったので)のだが、大会がある日の前日に、たしかテレビで映画「ピンポン」を放送していた。
その日に作品を見たのかもっと後からDVDで見たのかは定かでは無いが、大会前日にテレビで映画「ピンポン」を放送していたのは確かに覚えてる。
部活もマジメにやらず大会には出てない当時の俺が言うのもなんだかカッコ悪いのだが、当時「大会の前日に、映画ピンポンを放送する、運命みたいだ」と思った記憶がある。

ペコにもスマイルにもアクマにもドラゴンにもチャイナにも、なれやしなかったけれどね。

YUMEGIWA LAST BOYを聴くと、色々な事を思い出す。

この曲に限らず、音楽を聴くと当時の景色や気持ちを思い出す事はある。

頭の中の映写機が動き、脳内に俺のムービーが始まる感覚。青い映画。
青い、青い、青春の映画。

中学時代や高校時代の出来事が真空パックされているような音楽がいくつかある。

YUMEGIWA LAST BOYのメロディは、心にスーッと優しく染み込んでいくみたいで、心地よい。

青春、青色。青。

彼女もいなかったし、失恋だってしたけれど、それなりに楽しかったよ。

青春風味な気持ちが、しゅわしゅわと、木曜日の夜に溶けていく。